
~運用にお困りの方必見!システムの拡張や内製化支援で失敗を防ぐ~
「kintoneを導入してみたものの、その後の運用があまりうまくいっていない……」
「受発注業務だけは複雑で、どうkintoneに落とし込めばいいか分からない」
「社内リソースが足りず、やりたいことはあるけどなかなか前に進まない」
こうした課題に直面している企業は多いのではないでしょうか。
サイボウズ株式会社の**「kintone(キントーン)」**は、ノーコード/ローコードで業務アプリを素早く作成・運用できるプラットフォームとして、多くの企業に導入されています。しかし、いざ運用を始めると、既存システムとの連携やプラグイン導入、複雑な業務ロジックの組み込みなどが必要になり、思わぬハードルに直面するケースも。
特に受発注管理は、顧客対応・在庫管理・請求処理など多部門にまたがる重要業務のため、単にkintoneアプリを作っただけではうまく機能しないこともしばしば。要件定義をしっかり行い、運用しながらカスタマイズを継続していくためには、信頼できる外部パートナーの力を借りるのが効果的です。
本記事では、すでにkintoneを導入している企業をメインターゲットとし、受発注システムの構築や運用、さらなる拡張に強みを持つ3社を厳選して紹介します。具体的には、
・アールスリー(キミノマホロ for kintone)
・システムクレイス
・コムチュア
の3社です。それぞれの企業が持つ特徴やサポート内容を比較し、どのような企業に向いているかを分かりやすくまとめました。
CONTENTS | 目次
kintoneで受発注システムを構築するメリット
すでにkintoneを導入している企業でも、受発注システムを追加構築する意義は大きいといえます。ここでは、その主な利点を4つに絞って解説します。
既存kintoneへの追加構築が容易
kintoneアプリは、ドラッグ&ドロップでデータベースやフォームを作成できるため、すでにあるアプリに新機能を追加する作業も比較的スムーズです。例えば、商品マスターや顧客情報を共通利用して、そこに受注入力フォームや在庫管理機能をつけるなど、データの二重管理を防ぎながら拡張できます。
カスタマイズ性と運用柔軟性の高さ
kintoneは標準のノーコードツールに加えて、JavaScriptカスタマイズやプラグインで機能を補える拡張性を持っています。自社独自の承認ワークフローやステータス管理が必要なケースでも、パッケージソフトより柔軟に対応できるのが魅力です。
ノーコード/ローコードで効率的な開発
「1からのスクラッチ開発」をするよりも遥かに速く、安価にシステムを構築できるのがkintoneの強みです。受発注システムはどうしても要件が多くなりがちですが、必要最低限の機能を短期間でリリースし、運用で見えた課題を少しずつ改修するアジャイル的なアプローチが可能です。
他システムとの連携がしやすい
kintoneはAPI連携が充実しているため、会計ソフトや販売管理システム、ECサイトなど外部システムとのデータ連携が比較的容易です。受発注の情報を一元化し、社内で共有・分析したり、帳票を自動生成したりするなど、より高度な業務効率化が期待できます。
kintone導入後に生じる主な運用課題
kintoneを導入しても、その後の運用で想定外の課題に直面する企業は少なくありません。受発注システムの場合、以下のようなつまずきポイントが代表的です。
要件定義が曖昧で、現場と齟齬が起こる
受注~発注プロセスには、複数部門や取引先が関わるケースが多く、どこをどうシステム化するのかを明確にしないまま進めると、「現場のオペレーションと合わない」などのトラブルが発生。段階的に要件を固めていくアプローチが望ましいものの、社内だけでは整理が難しいこともあります。
部分的な内製化が進まず、活用が停滞
ノーコード/ローコードであるkintoneですが、社内に詳しい担当者がいない、兼務で忙しいといった要因から、「ちょっとした修正すら後回しになる」という事態は珍しくありません。外部パートナーから定期的にサポートを受けることで、内製化をスムーズに進められる場合があります。
プラグイン・JavaScriptカスタマイズで苦戦
受発注システムでは、請求書や見積書の自動生成、ステータス管理、複雑な計算ロジックなどが求められるケースがあります。標準機能だけでは不足する部分を補う際、JavaScriptや外部プラグインの知識が必要になりますが、ここでつまずき、開発が停滞してしまうことも。
ガバナンスとセキュリティ強化の必要性
受発注データは会社の売上や在庫、価格情報など、非常に機密性の高い情報を含みます。ユーザー権限の適切な設定や操作ログ管理、データバックアップ体制などを事前に整備しておかないと、運用開始後に大きなリスクとなり得ます。
【kintone】受発注システムの開発に強い企業おすすめ3選
アールスリーインスティテュート キミノマホロ for kintone

こんな企業におすすめ
アールスリーインスティテュート キミノマホロ for kintoneの基本情報
会社名 | アールスリーインスティテュート |
住所 | 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 タワーC 16階 |
電話番号 | 06-6271-3663 |
kintoneでの受発注システムの開発には、キミノマホロのkintone導入・開発サービスがおすすめです。キミノマホロでは幅広いシステムの開発を行ってきた実績があり、受発注システムの開発も得意としています。目的設定から定着支援まで対応できるキミノマホロについてご紹介します。
情報統制が必要な受発注システムの開発をサポート
受発注にはさまざまな部署が絡むことも多く、また取引先とのやり取りや情報共有が必要になるケースも少なくありません。そのため受発注システムには情報統制ができることが大きなポイントとなり、それを実現するために必要な情報や機能を精査することが求められます。
キミノマホロでは幅広い業界のシステム開発を行ってきた経験やノウハウを活かし、顧客にとって本当に必要なシステムがどのようなものであるかを考えていきます。担当者は各顧客の状況を把握し、必要のないものやデメリットがある場合はしっかりと伝えます。
kintone導入の目的設定から、業務改善に必要なkintoneアプリの精査、開発はもちろん、導入後の維持管理や定着支援まで徹底的なサポートで、顧客にとってベストな受発注システムを提供してくれます。そして「作って終わるのではなく、長く使えるシステムを作りたい」という想いから、さまざまな観点でのアドバイスもしてくれます。
専任担当による伴走型サポート
担当が途中で変わらず、プロジェクト開始から運用サポートまで一気通貫で支援してもらえるのが心強いところ。細かい要望や改善点をスピーディーに反映しながら、受発注業務の本質的な課題にも踏み込んでアドバイスしてくれます。
「キミノマホロ for kintone」で開発工程をメニュー化
受発注システムの構築プロセス(業務整理、アプリ開発、運用サポートなど)をわかりやすいメニュー体系にしており、範囲と費用を明瞭化。従来のシステム開発でありがちな「追加費用が予想外に膨らむ」事態を抑えやすい。
内製化サポートとフル受託の柔軟な選択
社内リソースを活かして段階的に学びながら開発を進めたいのか、忙しいので全て任せたいのか、企業の状況に合わせて内製支援/開発受託/両方の組み合わせを提案してくれます。
※多くの企業が「最初はフル受託、後から徐々に内製化」を希望し、そこにアールスリーインスティテュートの担当者が伴走する形が好評です。
導入事例
システムクレイス

こんな企業におすすめ
システムクレイスの基本情報
会社名 | 株式会社システムクレイス |
住所 | 〒108-0075 東京都港区港南2丁目16-1 品川イーストワンタワー7階 |
電話番号 | 050-5526-2215 |
システムクレイスは、kintoneでのシステム開発実績が100社以上あり、あらゆる業務改善のサポートをしてきた会社です。
コスト削減と高品質な開発を実現!
システムクレイスは、kintoneの受発注管理システムは、プログラムの知識がなくても直感的に操作できるため、専任の担当者がいなくても問題ありません。
また、アプリ開発は30万円から対応できるため、ユーザー数ベースで課金されるクラウドサービスを数年単位で利用することを考えるとトータルコストが安く済むでしょう。コストを抑えたうえで、高品質なシステム開発をしたい人におすすめのサービスです。
kintoneで作るクラウド型受発注管理システム
kintoneのクラウド型受発注管理システムを導入することで、発注書を受注管理システムに入力する作業がなくなったり、注文実績の集計時間を短縮できたりします。
また利用者情報の更新作業に手間がかかるといった悩みにも対応できるため、介護職の現場でも役立てられています。入力作業のミスが減り、正確な情報管理ができるようになるため、業務の効率化に打って付けです。
また、医療の現場では、kintoneでの患者情報共有ツールに切り替えたことにより、患者の状態変化や共有事項、担当者などの情報が即座に把握できるようになりました。
医療現場のスタッフは日勤・夜勤があり、異なる時間に異なるスタッフが働くため、情報の共有が欠かせません。kintoneの受発注管理システムは、介護・医療・福祉などの現場で重宝されています。
コムチュア

こんな企業におすすめ
コムチュア の基本情報
会社名 | コムチュア株式会社 |
住所 | 〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー9F・15F |
電話番号 | 03-5745-9700 |
コムチュアはデジタル技術を活用し、お客さんの経営課題解決とイノベーション推進を積極的に進めている会社です。
クラウドの導入から開発、運用保守までトータルソリューションを提供
コムチュアは、kintoneを使うことで、ノーコードで業務アプリを簡単に作成できるのが特徴です。低コストかつ、短納期での開発ができるのでお客さんの要望において柔軟に対応できます。
kintoneの導入開発支援やアプリケーションの開発、サポートサービスまで責任をもってサポートしてくれるので、自社の業務改善に役立つでしょう。
煩雑だった企業間のやり取りをkintoneの受発注管理システムで一元管理
あるトータルプラントメーカーであるは、kintoneを導入することで煩雑だった企業間のやり取りを一元管理することに成功しました。協力会社とのやり取りをメール・FAX・電話で対応していたことで窓口担当者の作業が煩雑となっていました。
また、紙ベースでの手書き書類の多さから管理が行き届かないといったことも課題です。しかし、kintoneで情報を集約し見える化したことで現場の利便性が向上し、従業員の負担が軽減されました。さらに、手書きではなくiPadで書類作成することでペーパーレス化を実現しています。
導入事例
kintone受発注システム開発の流れ
ここでは、すでにkintoneを導入している企業が新たに「受発注管理」アプリを拡張・運用する場合の一般的な流れを解説します。
課題ヒアリング・要件定義
・現行業務の把握:受注~発注までの業務フロー、関わる部門や人数を整理
・kintoneの既存アプリ調査:すでに運用中のアプリ内容やデータベース構造を確認
・要件定義:どのような機能をいつまでに実装するか、外部システム連携の範囲、導入スケジュール・予算など
プラン提案・見積もり
・最適な開発体制・サポートメニューの選択:フル受託か、内製化支援か、両方合わせるか
・見積もりの作成:アプリ開発、プラグイン利用、追加カスタマイズ、研修費などの試算
・導入スケジュール確定:フェーズ分けし、優先度の高い機能から開発するケースも多い
アプリ開発・カスタマイズ
・kintoneアプリの構築:ドラッグ&ドロップでの項目追加やリレーション設定
・JavaScript/プラグイン開発:ステータス管理や見積書自動発行、独自の承認フローなど
・外部システム連携の設定:API連携やデータインポート/エクスポートをテスト
テスト・運用・アフターサポート
・テスト環境での検証:ユーザーテストを行い、不具合や使い勝手を調整
・本番リリース・運用開始:必要なユーザーにアクセス権限を設定し、運用開始
・問い合わせ対応・追加開発:改善要望やトラブルシュートに迅速対応。定期ミーティングなどで継続的に最適化
よくある質問(Q&A)
- すでにkintone導入済だが、依頼しづらい?
- まったく問題ありません。 むしろ「導入してみて運用で課題が出てきた」ケースに対応するのが、今回ご紹介したパートナー企業の得意分野です。一部のアプリだけを外注したり、既存アプリの改修をスポットで依頼する企業も多いので、気軽に相談してみましょう。
- 一部の機能だけ外注で作れない?
- 可能です。ノーコード/ローコードで作成したアプリのうち、自社で対応しきれない部分だけを外注することも十分選択肢に入ります。例えば「見積書自動生成部分だけJavaScriptで作りたい」「バーコード読み取り機能だけプラグインを導入したい」など、柔軟に対応可能です。
- 外部システム連携はどこまで対応?
- 具体的には会計ソフトや在庫管理、ECサイト、CRMなどとの連携を希望する企業が多いです。APIやCSV連携、プラグイン開発によって、kintoneと他システムのデータ交換を自動化できます。大規模連携になる場合は、プロジェクト管理が得意なベンダーに依頼するとスムーズです。
- 費用感や補助金は使える?
- 費用は機能範囲やサポート内容によって大きく変動しますが、事前の要件定義とメニュー化されたプランを確認することで、ある程度の目安を把握できます。また、中小企業であればIT導入補助金を活用できるケースがあるので、補助金に詳しいシステムクレイスなどの企業に相談するとよいでしょう。
- 情報漏洩やセキュリティ面が心配……
- kintone自体はサイボウズ社によるクラウドサービスであり、高いセキュリティ水準を維持しています。各ベンダーも、操作ログ管理や権限設定の設計、データバックアップの運用をサポートしてくれるため、適切なガバナンスを整えればリスクを最小化できます。
まとめ
すでにkintoneを導入している企業が「受発注システムの導入・運用で躓いている」場合、専門のパートナーにサポートを依頼することで、運用停滞の解消や将来的な内製化の成功につなげやすくなります。
企業規模や業務フロー、予算、そしてどの程度内製化を進めたいかによって、最適なパートナーは異なります。今回ご紹介したポイントなどを参考にしながら、自社の要件に合った企業を探してみてください。
「kintoneならこんなに手軽にシステムを構築できる」と思っていたのに、使い始めると意外にハードルが多かった…という声は珍しくありません。しかし、外部パートナーの知見を取り入れることで、課題をクリアしながらkintoneを最大限に活用している企業も数多く存在します。受発注管理を成功させれば、企業全体のDX推進や業務効率化が一層加速するはずです。
ぜひこの機会に、専門家のサポートを検討してみてはいかがでしょうか。
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